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【ハイキュー】制服の羽根【短編集】

第2章 制服の羽根(月島)


問題は天使だ。
僕が観察している間、特に尻尾を出さないが、彼女には絶対に何かがある。
三階の教室までグラウンドから5秒で来れる、オカルト的な何かが。
しかし、びっくりするほど何も出てこない。
観察しすぎて天使の醸し出す謎のオーラにあてられるほど観察しているはずなのに、彼女は何か異常なところを見せるどころか、極めて模範的な生徒の一人のようだった。
まず、成績が優秀。
テストは当然のように毎回成績上位者だったし、抜き打ちテストや小テストなんかでも満点で先生に褒めちぎられている。
次にスポーツ。
特に部活に入ったりはしていないが、陸上テニスバドミントンにバレー、これらの部活で度々助っ人に呼ばれ、レギュラーよりも活躍し、あまつさえ賞まで貰っているというのだからにわかに信じがたい。そんな漫画みたいな女いるのか?
例えば人数の足りない女バスに助っ人で呼ばれて、大会最多得点を決めたとかなんとか。
いや身長だって大して高くもないのに?と少々訝しく思った。
確かに窓から見た限り足もとてつもなく速かったけど、なんだろうこの腑に落ちない感じは。
ちなみに女子バスケ部は一回戦二回戦と天使のおかげで嘘のようにボロ勝ちし、天使が遅刻してきた三回戦は嘘のようにボロ負けしたらしい。
部活にも所属していない助っ人が大活躍という時点でそもそも嘘のような話だからこれは結構どうでもいいけど。

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