第3章 マネージャーなのに。
『うわぁぁぁ!!久しぶりの日本だーー』
飛行機を降りた私は、久しぶりの母国についついテンションが上がった。
JM「ユリノテンション高っ!!じゃあ俺もーー!!」
『え!?何でさ!!』
私の言葉を無視し、ジミンは私の肩に手を回して歩き出した。
すると空港の入り口から何か聞こえるのに気づいた。
『え?なんか聞こえない?』
JM「うん..聞こえる」
ジミンが眉をひそめた。
すると、後ろからテヒョンが走ってきて私達に叫んだ。
V「ジミーーン!!空港内がARMYでいっぱいらしいよ!!」
(※ARMY=防弾少年団のファン)
『え...!?どうしよう、いつもならそのまま行くけど今日は時間押してるし...』
こんなとき他のマネージャーならすんなり考えたのかな...
やっぱり私は...
SG「大丈夫か?」
『ユンギ...』
その場に止まって悩んでいると、ユンギが私の頭を撫でた。
SG「落ち着け。今はARMY達に時間をかける暇がない。だから裏から行こう」
『あ...うん!』
また私役に立てなかったな...
JM「よしっ!じゃあ行こうユリノ...?どうしたの?」
『あっ...ううん!何でもない!!行こっ!』
JM「...?」