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さよならは笑顔で...
第2章 番号を背負わない隊長
独りで生きると決めた。
最初で最後の家族を失った、あの日に。
傷つくくらいならば、独りでいいと。
淋しくて悲しくてどうしようもなかった日もあった。
ツラくて苦しくて涙を流した日もあった。
少しでいい。
小さくていい。
普通の幸福(しあわせ)が欲しい。
普通の人間になりたい。
叶わぬ夢を胸に秘めて、私は今日も生きていく。
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