第16章 いざ!出陣! 【16】
同田貫「素振り一緒にやるんだろ?」
『ぁあ!そうだった!兼さんのせいで、思いっきり脱線した!それよりさ、ここって二刀流の人が居ないから私がなる!』
同田貫「二刀流!?」
そして私はもう一本短い木刀を持って戻って来ると顔の前で木刀をクロスした
『ほらね?強そうでしょ?』
同田貫「かえって、扱いが難しくなるんじゃないか?」
『そうかな?一本は攻撃防いでもう一本は、その隙に突く!ね?出来そうでしょ?』
同田貫「そんなの出来るようになって、どうするんだ?」
『勿論、兼さんと長曽祢さん倒すため!後は他の皆の稽古の相手くらい出来たらいいなぁ~なんて思ったり…』
同田貫「なんでそこに長曽祢が増えたんだ?」
『昨日、近いうちに手合わせしようって約束したから、少しでも強くなっておかないと!だから、二刀流!防御して突く!防御して突く!』
私は右手に持った木刀で突く練習をすると
御手杵「おっ?主、槍使いに転職か?」
『いやいやいや、私、槍を扱える自信ないから!』
御手杵「俺が教えてやるから俺の真似してみてくれ?いくぞ?突く!」
『わわわっ!つっ、突く!』
御手杵「よし!良いぞ!突く!」
『突く!』
御手杵「突く!」
『突く!』
暫く突きの練習をすると
『はぁはぁ………』
御手杵「よし!主、だいぶ良くなったな?今やった感覚忘れるなよ?また何時でも見てやるからさ」
蜻蛉切「主、私も何時でも練習に付き合いますから」
『二人とも、ありがとう!よし!次は防御の練習!』
同田貫「主、それなら俺に任せろ」
『えっ?防御だよ?』
同田貫「あぁ、攻撃は最大の防御なり、だ」
『攻撃は最大の防御なり!?ぅゎあ~✨それ格好いいね!よしっ!本気でやろう!これ一本置いてくる』
木刀を一本壁掛けに返し戻ると木刀を構えてみる
同田貫「主…両手で同じとこ持ってどうする…持ち方は、こうだ」
『おぅ…』
同田貫さんに持ち方を教えて貰うと
同田貫「よし、それでいい。んじゃいくぞ?俺についてこいよ?キェェェェァァァァー!」
『ぇえー!?』
同田貫「やる気あんのか?」
『あるよ!キェェェェァァァァー!』
同田貫「おっし!キェェェェァァァァー!」
『キェェェェァァァァー!』