第16章 いざ!出陣! 【16】
『はぁはぁ…もう…はぁはぁ…』
私は大の字になって倒れた
同田貫「主、やっぱり体力無いな」
『同田貫さん!?何でそんなケロッとしてるのさ!?全然はぁはぁ言ってないし、額にうっすら汗滲ませてるだけだしさぁ~』
同田貫「主と俺達じゃ造りが違うからな」
『う~無敵のサイボーグ計画ちょっと考えようかな?』
堀川「主さん?それは、そんな事させないよって僕、言ったよね?」
私はガバッと起き上がり立とうとしたが膝が笑って上手く立てなかった
『あ゛~堀川君、今まさに堀川君をギュウッてするタイミングなのに出来ないぃ~立てないぃ~』
すると堀川君は私に近付くと姫抱っこをしてくれた
『わわわっ!堀川君!?』
堀川「主さん、このまま歩かせるの危ないから僕が運んであげるね?」
『堀川君優しいね!もう口から心臓出そう!』
私はドキドキしてるんだよアピールをしながらどさくさ紛れに堀川君の首に抱き付いた
堀川「はははっ!主さん、この後、どうする?もう日も傾いてきたよ?」
『ぇえー!?もうそんな時間!?汗かいて気持ち悪い…よしっ!ここにいる皆でお風呂行こ!』
和泉守「お前、本気で言ってんのか!?」
『うん、本気。イヤなら無理にとは言わないけどさ?』
和泉守「イヤとかそうゆう問題じゃなくてよ、普通、お前がイヤがったりするんじゃねぇのか?恥ずかしいからとか、危ないからとか」
『あ~恥ずかしくない訳じゃないけど、皆一緒じゃん?それに、大勢の方が楽しいし、かえって少人数でのお風呂の方が危ない気がするよ?』
皆は何やら考え込んでいるようだった
道場組「(確かに………他に人がいない方が主を襲いやすいな)……………………………。」
『お~い、皆?お風呂行こうよ~』
道場組「はっ!」
堀川「主さん、このままお風呂まで運んであげるね?」
『ありがとう!』
そうして道場組と私はお風呂へ向かい、脱衣室につくと急いで服を脱ぎ、タオルを巻いた
私は腰に手をあて振り返ると、皆も腰にタオルを巻いて準備万端だった
『ぐはっ!目に毒だ…』
彼等の引き締まった体に対し私は自分の体のだらしなさにショックを受け床にペタリと座り込んだ
加州「主?大丈夫?まだ歩けない?」
大和守「運んであげようか?」