第16章 いざ!出陣! 【16】
加州・大和守「主ー!」
二人は私に駆け寄るとギュウッと抱き付いた
『ぐえっ!』
加州・大和守「あっ、またやっちゃった?」
『おぅ…あははっ!大丈夫だよ?あ゛~~息子達息子達』
私も二人を抱き締めた
大和守「ねぇ、主!僕達も和泉守倒すの手伝ってあげる!」
『やったー✨ありがとう!』
和泉守「おいっ!お前ら3対1なんて卑怯だろ!?」
堀川「それなら僕は兼さんにつくよ!」
『ぇえー!?堀川君…』
堀川「僕は兼さんの相棒だからね」
和泉守「おっし!これなら負ける気しねーな」
『兼さん!堀川君を人質にとるなんて卑怯だぞ!』
和泉守「人質じゃねぇだろ!国広は俺の相棒だって言っただろうが!」
『清光、安定、兼さん倒して堀川君を取り返すよ!』
加州・大和守「うん!」
すると二人は私の両脇に立ち木刀を構えた
二人の横顔をチラッと見ると
『(おっ、おぅ…さっきまで可愛い顔してたのに、木刀構えた瞬間…顔つき変わった…格好いいな…)』
対する兼さんと堀川君も木刀を構えると顔つきが変わった
『(ぉほっ✨二人も良い顔してる🎶格好いいじゃん!)よしっ!兼さん!堀川君返してもらうからね!行くよっ!』
すると四人は、タンッと音を残して消えた
『あれ?息子達?兼さん?堀川君?どこ?』
道場にはカンカンと木刀がぶつかり合う音が聞こえているけど彼らの姿が見えない
長曽祢「はははっ、あいつらの動きは主の目には追えないか?」
『あっ!長曽祢さん!全く見えない…私仲間外れにされた…でも木刀の音とオラオラ言ってる声聞こえるからここにはいるんだね?』
加州「堀川、目を覚ましなよ!」
堀川「僕は兼さんの相棒だよ!」
大和守「和泉守って卑怯者だったんだね?」
和泉守「国広は人質じゃねぇって言ってんだろーが!」
『ふふっ🎵姿が見えない位、凄い事してるのに、会話が面白い!』
長曽祢「あぁ、あいつらも楽しそうだ」
『良いなぁ~私も四人の楽しそうな顔見たいなぁ』
長曽祢「おーい!お前ら主も仲間に入れてやれー」
すると四人はフワリと私の前に飛び降り姿を現した
『ぅわあ!』