• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第20章 音駒高校学園祭!



「みなさん、お化け屋敷行きましょ!」

リエーフくんの元気な声で、私たちはお化け屋敷の最後列に並んだ。

「綾菜さんって怖いの大丈夫なんですか?」

「うん、よっぽどな限りじゃなければ平気だと」

私がまだ言葉を続けようとすると、私の声は光太郎によって遮られた。

「え、なにそれ(笑)綾菜怖いの苦手だろ。」

「…い、…今は平気だもん」

…平気ではないけど、ビックリしなければいいんだもんね。バレないように…。

「おい、行くぞ。…そんなに怖いならやめとく?」

「…大丈夫ですよ、行きましょ」

私は木葉さんと触れるか触れないかくらい近いところを歩いた。



中は真っ暗で、不気味なBGMが流れている。
早く出たいけど迷路ということでそんな簡単には出れそうにない。

…怖いって言っとけばよかった…。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp