第20章 音駒高校学園祭!
クロの膝はものすごく気持ちい、という訳では無いけどものすごく落ち着く。
クロの安心する香りが鼻をくすぐり、その上クロが頭をゆっくりと撫でてくれるものだから眠気はマックス。
…あ、あとここの部屋ものすごくあったかい………。
なんて、考えているところからの記憶はなかった。
「…ん」
「あ、起きた?」
ゆっくりと目を開くと、目の前にはクロの顔があった。
…ん、クロの顔!?
「あ、ごめんなさい。私寝ちゃった…」
「ううん、気にすんな。…はい、おはようのちゅー♡」
「ん」
私は自分からキスをすると、クロはニカリと笑って私の頭を撫でてくれた。