第20章 音駒高校学園祭!
クロが私を連れてきてくれた場所は、私たち一二年が普段使わない、3年生の校舎の3階にある旧図書館に連れてきてもらった。
「ここめっちゃ日当たりいいし、静かだから好きなんだよネ」
「あったかい…。」
「ダロ?俺のおすすめの場所」
クロのおすすめと言うだけあって、私もすぐに好んでしまう。
私が椅子に座ろうとすると、クロは私の手を引いて深緑色のソファに座った。
私もクロの横に座ろうとすると、クロはそれを止める。
「…?」
私は意味がわからず頭にハテナを並べていると、クロは自分の太ももをペちペちと叩いた。
座れってこと…?
「膝枕してあげる。疲れたんだろ?…ま、俺の硬いケド(笑)」
「ん…ありがと」
私はクロの太ももに頭を預けると、クロは優しく私の頭を撫でてくれた。