第20章 音駒高校学園祭!
3人で机を囲んでポスターの案を考えていると、あるひとりが私に話を振ってくれた。
この子は私をさっき呼んでくれた子だ。
よく声をかけてくれるし、ものすごく優しい。
「木兎さんって、一気に髪切ったよね?なんで切っちゃったの?あんなに綺麗で長かったのに」
髪切ったって、結構前のことなんだけどな…。
とか考えつつ、簡潔に言葉を返す。
「…新しい恋が出来たから…。」
なんで言ったの、こんな恥ずかしいこと!
…絶対顔赤いよ…!
「木兎さんが照れてるー!いやー、かわいい!」
「ちょ、声が大き……」
私がそういう途中に、クラスの人はみんな私の顔を見てくる。
「レア木兎さん」
なんて声が聞こえたような…。
レアとはなんだ、私はポケモンじゃないよ!?