• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第20章 音駒高校学園祭!



クラスの話題が私からそれると、さっきとは違うもう1人のクラスメイトが、イラストを消しゴムで消しながら「あ!」と、声を出す。

「木兎さんって、音駒カップルコンテスト…だっけ?…それ出るんでしょ?」

「え…まぁ一応…。」

恥ずかしながら、出させて頂きます…。
クロにとっては最後の文化祭だもんね。私が楽しませてあげないと。
…楽しませてあげられる自信はないけど…。

「やっぱりお相手は黒尾先輩?」

「う、…うん。」

「美男美女!いーなぁー微笑ましいわー。」

…クロ、やっぱりモテモテだよ。
なにが私の方がモテてる、だよ。…イヤミにしか思えない。

でも、モテなくてもクロと付き合えてるんだから、ありがたいよね。

「あ、木兎さん顔緩んだ」

「え!?うそ…!」

慌てて顔を隠すと、もう1人のポスター係の子が声を出す。

「黒尾先輩のこと考えやがって…!コノヤロー!リア充微笑ましいぞー!」

こういって、みんなで笑い合えてるこの空間、ものすごく好き。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp