第19章 手のひら合わせて。
「黒尾先輩はエッチしたらすぐに捨てるんです。だから、本当にオススメ出来ないです。」
可愛らしい女の子がそう言うと、もう1人の子が声を出した。
「そう?あたしは嫌いじゃないよ。
結構上手いし、あたし激しいの好きだからさ。」
やだ、そんなの聞きたくない…。
「ごめんなさい。もう聞きたくない」
私は、言葉をこの場に置いて、走り出す。
袖で涙を拭って、思い切り走る。
「泣いちゃったね」
「アンタ、良くやったじゃん。」
「そう?私たち頑張ったね。ゆかちゃんって黒尾先輩とセックスした事あるの?」
「は?あんなの嘘に決まってんじゃん。ヤれるもんならヤりてーよ」
「わたしもー!(笑)」