第19章 手のひら合わせて。
さっき、ミカちゃんに言われた言葉が頭から離れない。
そんなことがあったからか、食欲もない。
だから私は、急いでお風呂に入って、歯磨きをして、自室に駆け込むと布団へ潜り込んだ。
寝ようと思っても、変なことばっかり考えてしまって寝れないし…。
そんなことを考えていると、私のスマホが音を鳴らす。
スマホの画面を見てみると、クロからの電話だった。
…今一番話がしたくない。
私はそのまま無視して、タヌキ寝入りをしていると、着信音は途切れた。
着信が切れて、ホッとするような、悲しいような…。
自分でもめんどくさい性格しているなとは、分かってる。