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第19章 雨音の中で[真波山岳]


後日談

「よぉ雪音!今日も俺の走りよぉーく見とけよ!」
「はいはい」
「おい雪音!俺のも見とけよな!あとで感想聞くからな!!」
「あーわかったから早く走りに行ってくださいな。荒北先輩、黒田くん」
「あのー、すみません。雪音先輩は俺のなのでちょっかい出さないで貰えます?」
「わ、山岳!」
「俺頑張るから見ててね雪音先輩」
「う、うん!怪我しないようにね山岳」
「はーい!」
あの雨の日以降、山岳は部活中でもオープンに私に抱きついてくるようになった。抱きつき魔かというレベルに。
「ンだよ、最近不思議ちゃんが遅刻してくる回数多少マシになってきたのはそーゆーことかよ」
「まったく…やっとくっつきやがったかお前ら。真波、雪音のこと泣かせたらタダじゃおかねえからな!」
「分かってますよ〜」
後ろから抱きついてきた山岳の頭を撫でる私とニコニコと嬉しそうな笑顔を浮かべる山岳。
荒北先輩と黒田くんはそんな私たちを交互に見比べて一言言った。
『お前は犬か!!』
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