第7章 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば…
土方side---
最後に双葉と連絡を取ったのは、
あの日の晩が、最後。
それ以来、彼女から何の連絡もない。
おかしい、何かが変だ。
彼女に何か、起こったのだろうか?
それとも、ただのオレの杞憂なのか?
とりあえず今後に向けての会議で決まった案として、双葉が送った最後の手がかりをもとに、彼らを救出しにいく、という計画が持ち上がった。
突撃は、一週間後。
待ってろよ、総悟…
そして、双葉…
忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は
ものや思ふと 人の問ふまで