• テキストサイズ

"Yes, I...

第1章 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし…


忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
人の命の 惜しくもあるかな



夜桜の美しい夜。
は、1人で言葉を紡ぐ。


貴)あなたは、覚えているだろうか…
天に誓った、あの言葉を。


_「この約束を破ったときにァ、
覚悟しとけよォ、。

これは、オレとお前、二人だけの
約束だァ。」

永久に誓はむ。



だが戦争後、離ればなれになったまま、未だ再開できていない。


待っても待っても…あなたは私を
訪れなかった。


_「オラァ、できねェ法螺は、ふかねェ。」

あなたはそう言っていたが。

実際はどうだか…
真相は、闇のなか。



いっそあたしは、あなたを捨てるべきなのか。



待ち遠しくて、たまらない。
あなたに逢いたくて、たまらない。

見えぬ…この見えぬ…
ただの闇に包まれた未来を…

この気持ちを、どうしたらいい?



だが、私は…あなたの気持ちを
信じたい。

迎えに来てくださる?




だが、その一縷の望みは、あっさりと
打ち砕かれた。
/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp