第2章 第2章 沖田+土方 ×貴女 篇
_「何ですか?顔になんか、付いてますか?」
なんて、冗談を言ってみたものの、
恐怖のあまり、声が裏返る。
_「…お前、どこの回しもんだ?
吐けば、楽にしてやる。」
そう言って私をじっと見つめる青い瞳に、
私は耐え切れず、目をそらして、
できる限り、後ずさる。
だが、その部屋はそんなに広くないので、あっという間に
壁にぶち当たってしまった。
もう、逃げ場もない。
絶望していると、またまた顎をつかまれる。
そしてまた、彼の青い瞳を見る羽目になった。
_「答えない気か?」
え?
まだ私、何も言ってないよ?
ってかこの人、私の知ってるマヨラ様じゃ、ない!
突然の事態に困惑していると、
_「オイ、総悟いるかァ?」
とか、聞きだした。
ちょっと待て、
あいつの手にかかったら、私はもう、生きては帰れない…
きっと。
とか考えているうちに、沖田が入ってくる。
ヤバいよ、ヤバいよ…
って、〇川かッ!
_「で?吐いたんですかィ?この娘。」
いかにも、サボりたい気満々な輩。
ま、彼がサボり魔なのは、知ってるけど。
…原作でいけば。
そして、土方が嘘をつくわけもなかった。
_「いや、全然吐かねェ。
総悟…お前、後は頼んだ。
残念なことに、オレは今から見回りがあるから。」
_「あいあいさー。
ついでに亡骸にでもなって帰ってくるんですぜィ。」
_「オイ、勝手に人を殺すなッ!」
_「はいはい。
吐かせりゃいいんでしょ?任せてくださいよ。」
と、皆さんきっとご存知の、
あのとびっきり黒い笑顔を浮かべて、
彼がこちらに近づいてくる。
_「来るなッ!」
叫んでも無駄だった。
いや、そんなことは分かっていた。
だが、叫ばずにはいられない。
あっという間に、私の顔のど真ん前に、端正な顔が現れる。
_「で?お前が今度捕まった、ですねィ?」
せめてもの抵抗で、顔をそむける。
だがそんなもので済むほど、彼が甘い人だとは
思っていなかったが。
すると案の定、顎をつかまれ、彼と対峙させられた。