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夢操り屋 凛 第一章

第3章 夢の中へ。


何回来ても面白い…。

ぼんやりした景色の中に
はっきりした物があったりとか、
その人が何に重点を置いているのかが
まるわかりだったり…。

現実と見間違えるかのような、リアルな世界が
広がっていたりとか…。

田中さんの夢は、リアルな世界の広がった夢だった。
真面目そうな人柄が出てるなぁ…
なんて思ってしまった。

「わあ…小学校やん…。」

彼女が通っていたと思われる小学校の廊下に
私は立っていた。

目の前の教室から、見知らぬ少女が出てきた…
そのすぐ後を…田中さんだと思われる少女が
満面の笑顔で出てきた。

…田中さんって、小学生の時は意外と背が低かったんだ…

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