第2章 バロナ島の少女
ナ「どういう事なの!?ルフィとこの子が幼馴染って」
『そのままの意味だ。そちらも自己紹介してくれないか?名前が分からなければ呼び方に困る』
コハルこう言ったため、ルフィ以外の全員が自己紹介をした。
『とりあえず全員の名前はわかった。』
サ「あぁ神よ!この出会いに感謝します。ここで俺とコハルちゃんが出会えた事は奇跡…いや運命だ!」
そう言いながらサンジはコハルの手を取った。
コハルは目の前で起きた事にただ呆然としている。
ゾ「アホらしい」
サ「んだとクソマリモ!」
2人が喧嘩を始めてすぐに、
『では私はこれで失礼する、何かあったらこれを使ってくれ」
コハルはルフィに小型の電伝虫を渡して船から飛び降りた。
ル「えーもう帰るのか?」
『私にもいろいろと都合があるんだ。じゃあな』
コハルは街の方へ向かって行った。
ナ「ねぇ、ルフィ」
ル「なんだ?」
ナ「コハルって昔からあんな性格だったの?」
ル「昔は泣きまくってたぞ」
今のコハルでは想像がつかなかった。話した時間は短いとはいえ、あの冷静沈着で女とは思えない口調のコハルが昔はいつもルフィの後ろに隠れていたというのだ。
ナ「はぁ…お礼だけでもしておけば良かったわ…」
ル「なんでだ?」
ナ「うちのバカ2人を船まで送ってくれたからよ!」
ウ「でもこの島に住んでるならまた会う機会はあると思うぞ?」
ナ「…それもそうね、」
サ「お前ら!飯にするぞ」
こうして麦わらの一味の忙しかった1日が終わりを告げた。
バロナ島出港まであと2日___