第2章 バロナ島の少女
『ところで、ルフィ。他の仲間はどこにいるんだ?』
ル「今街に行ってる、」
『そうか。丁度街に行く予定があった。お前達も早く帰りたいだろ、近道を知ってるからついて来て』
ル「本当か!ありがとなコハル!」
『礼などいらない、私に用事があったからそのついでだ』
ル「にっししし!」
森に出るまでにいろいろな事を話した。
ルフィの旅の思い出や出会った人たちの事、今の仲間の事についてなど。ふと、ゾロがコハルについて気になった。
ゾ「…お前刀使えんのか?」
『まぁな、私の中で1番大切なものだ。私に剣を教えてくれた人からもらった。海賊なら誰でも知ってる人だよ』
ゾ「それは誰だ?」
『…鷹の目のミホーク』
ゾ「お前、鷹の目に教えてもらったのか!?」
『あぁ、私にとってミホークは師であり恩人でもある。彼には感謝しかない』
話すうちに森を抜け、目の前には賑やかな街があった。
『お前の仲間はどこにいるんだ?』
ル「知らね、船にいるんじゃねぇか?」
『なら船まで送ろう。また迷子になって私の所まで来てもらっても困るしな』
と言ってゾロの方を見た。
ゾ「嫌なんで俺だけなんだよ!」
『ルフィは先走らない限り迷子にはならないからだ。とりあえず船に行くぞ』
そう言ってコハルは足早に港へ向かい、2人はそれに着いて行った。