第9章 アムリ島
何かが爆発したかのような音が島中に響き渡り、辺りは煙で覆われていた。その場にいた者、レオン以外は全員が倒したと思っていた。その時、背後からなぜか拍手の音が聞こえた。
リンク「思っていた以上に素晴らしかったぞ、麦わらの一味よ」
ナ「うそ…」
フ「今のを避けたってのか!」
『…いや、違うな。どう考えても攻撃は避けられるはずがない。いくら瞬発力が良かったとしても私が止められなかった事はない。さっきも確実に止めて、攻撃した。だが、その後なぜかあいつの感覚が消えた』
ウ「消えた?それってどういうことだ?」
ゾ「そのままの意味だ。当てているはずなのに何故か消えてる」
『こんな事が出来るのは……能力者しかいないだろう?』
コハルの言葉を聞いてリンクは怪しく笑った。
リンク「私に能力を使わせたのは褒めてやろう。あれは私も力を使わざるを得ない状況にさせたのは、お前達が初めてだ。そして…」
リンクはコハルに視線を向けて
リンク「良いものが見れた。」
一味は何を言っているのか理解ができなかった。
リンク「麦わらの一味よ。君達には礼を言う。お陰で私の手間が省けたからな。」
サ「さっきから何を言ってやがる!」
リンク「そのままの意味だ。これでやっと苦労しなくて済むしな」
その時、もう1人のリンクがコハルの背後にいた。
ル「コハル!」