第2章 バロナ島の少女
一方その頃__
ゾ「ったく、いつになったら抜けられるんだよこの森は!」
相変わらず迷子になっていた。
ゾ「はぁ…これじゃラチがあかねぇな……一旦戻るか、えっと…右だよな」
そう言って村とは真反対の方向に向かうゾロ。
ゾロが迷っていると少し開けた場所に着き、そこには古びた剣道場があった。
その近くで寝転がってる見慣れた麦わら帽子がこっちを向いた。
ル「おぉ!ゾロ!お前また迷子か?」
ゾ「んだよその言い方!普通に船からまっすぐ歩いたらここに着いたんだ」
ル「この森船から右に曲がらないと入れないぞ?」
ゾ「……」
ル「にっししし!相変わらずゾロはバカだな〜」
ゾ「お前に言われたくねぇよ!つーかなんでお前がここいるんだ?」
ル「散歩して疲れたから寝ようとしてた」
ゾ「あのなぁ、」
ル「別にいいじゃんか!」
ゾ「はぁ…じゃあ俺も寝る」
2人が寝ようとしていたその時、
『人の家に勝手に入って何をしようとしている?』