第8章 HELP
レオン「元気にしてたかい?コハル」
『お前こそ。どこかで野たれ死んでると思ってたよ。』
レオン「俺が早々死なない事くらいコハルはわかってるだろ?」
『……まぁな…』
目の前で起こっている出来事に一味は頭がついていけてなかった。
ナ「2人とも知り合いだったの!?」
サ「お前!コハルちゃんとどういう関係だ!」
レオン「んー…なんて言えばいいのか……」
『…私とこいつは世間でいう友人…みないなものだ。そこまでやましい関係ではない。』
サ「よかったー…」
これに安心したのはサンジだけではなかった。
『ところで、お前はこんなところで何をしている?』
レオン「…まぁ…旅をしようと思ってな」
ウ「海賊になりたいのか?」
レオン「いや、単純に一人旅をしようと思ったんだ。それで船を出したら海王類に襲われて、倒したもののバランスを崩して海に落ちてしまったところをお前たちが…『違うな』……っ…!」
ウ「え?」
『そんな事で嘘をつくなとあれほど言っただろう』
レオン「はぁ…やっぱお前には敵わねぇか…。今コハルが言ったみたいに俺は違う理由で海へ出た」
ル「なんで海へ出たんだ?」
フ「海へ出るぐらいだからよっぽどのことなんだろうな」
レオン「…まぁ…な……」
レオンの言葉が詰まった時、少し悲しい顔をした。
レオン「実は、人を探してるんだ…」