• テキストサイズ

alive only…【ONE PIECE】

第2章 バロナ島の少女



そう聞くとコハルは素直に話してくれた。

『アンダー・マークス。私に人殺しを命令している張本人だ。マークスは気に入ったやつを力尽くで自分のものにしようとする。そのうちの1人が私だ。マークスの部下になった者は、いわばほぼ奴隷と同じような扱いを受ける。』

そう言ってコハルは自分の左腕に書かれた刺青を見せた。

『マークスの部下全員の左腕にこの刺青が彫られてる。』

心臓を握り潰している不気味な刺青だった。

サ「…コハルちゃんも何かされたからそいつの部下になってんのか?」

『まぁ…そうだな……家族が人質に取られてるんだ…』

サ「……」

『私の一族は戦闘に特化した少数民族みたいなんだ。それを聞いたマークスは「もし裏切るような真似をしたら家族を殺す」と言った。それが3年前の話だ。今となっては殺しが当たり前になってしまった。』

サ「辛かっただろうな…」

サンジはコハルを抱きしめた。

『……いや….でももういいんだ……あと2年耐えれば解放される…たった2年で…また家族が戻ってくるなら…私はそれでいい…」

サ「…よくねぇだろ…」

『…頼みがある……この事を……









ルフィにだけは伝えないでくれ』
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp