第2章 バロナ島の少女
サンジside
街を歩いていると物騒な話を聞いた。
男a「なぁ、聞いたか?また人が殺されたんだってよ」
男b「あぁ聞いた聞いた。毎日ように人が殺されて言ってるしな」
男a「あと、この島にあの戦場の舞姫がいるらしいんだ」
男b「戦場の舞姫って顔がわからないんだろ?しかも手配書には「alive only」つまり生きている状態じゃないと賞金がもらえないみたいだぜ」
ここ数日間ずっと人が殺されてるらしい。ルフィがこのことを聞いたらその舞姫を仲間にしたがるんだろうな。
そう考えていると、ある光景が目にとまった。
サ「…コハルちゃん?……なんであんなところに…」
マントを着てフードを被ったコハルが、女性が1人では行きそうにない裏路地に入っていくところを見た。サンジはついて行くつもりはなかったが、その足取りは軽く、気づけば自分もその道を歩いていた。
サ(一体どこに向かおうとしてるんだ……)
しばらくすると、いかにも古そうな店に入って行った。サンジはコハルが行った道を辿ると、そこには大勢の人がいた。コハルの通る道を開けて、その先にはボスらしき男が椅子に偉そうに座っていた。
マークス「コハルか…仕事はできたんだろうな」
『あぁ…
ちゃんと殺したよ』