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鬼灯との日常

第4章 鬼でも風邪ひきます


それは前触れもなく訪れた

「仕事し・・・・天井ですか」

鬼灯が倒れた。それも仰向けに

「鬼灯様大丈夫ですか?」

唐瓜がすぐ近くにいたので、茄子と共に駆け寄る

「鬼灯君大丈夫かね?!頭打ってない?!」

大王も身を案じ机から乗り出す
そこへ、書類の山かかえた千早が来た

「どうしたの?みんなして鬼灯囲んで
新手の遊び?呪い?」

「それが、私としたことが倒れたみたいです」

金棒を杖代りに鬼灯は起き上がった

「最後に寝たのは?」

「3日前でしょうか?」

「だからアホなの!お前の分の仕事やるから寝ろ!
というか寝させます!いいですよね大王様!!」

「今日は休んで鬼灯くん。」

千早の気圧された

「唐瓜と茄子、悪いが部屋まで付き添ってあげて」

「そんな大げさな。」

鬼灯は制止ししようとするが

「寝ろ。異論は認めない」

鬼灯が持ってる書類の山を取り上げると、茄子と唐瓜に
指示すると仕事始めた

「すみません、好意に甘えるとします」

「それでよろしい。後でまた」

自室に鬼灯は消えた

「全く体調管理だけは昔から出来ないんだから」

背中を見送ったあと、ため息とともにつぶやいた

「千早ちゃん、鬼灯くんの事になると鬼だよね」

ハンコを猛スピードで押しながら大王は話かける

「腐れ縁は大切です。大体働き過ぎですね」

それに負けないぐらいワードで文章を作成する

「千早様ー鬼灯様寝ました」

「2人とも、ありがとね。通常業務お願い」

茄子と唐瓜に声かけるとまた文章をチェックし始めた
それから5時間後

「そうだ!ご飯!!」

千早は時計に目をやると思い出したかのように叫んだ

「ん?ああ、そうだね」

「大王様、鬼灯の様子見てきていいですか?
ご飯食べてないだろうし」

「千早ちゃん、今日はここまでにしようか
ノー残業デー。鬼灯くん居ると出来ないから」

大王は早く家に帰りたいとも付け加えた

「承知しました。それではお疲れ様でした」

大王に軽く会釈をすると千早は購買に向けてダッシュした

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