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鬼灯との日常

第3章 白澤様とのある日


「あ、珍しいね。ちーちゃん」

「おはようございます。千早さん」

ここは天国。白澤と桃太郎が運営する薬局に千早は
薬の研究の為に材料の仕入れに来た

「その呼び方やめてください、白澤様」

「そう言わずに。それで、今日はどうしたの?」

白澤はいつも通り軽薄にかわす挨拶をそこそこにマジメな顔してた

「鬼灯を倒したいです」

「相変わらずだね、ちーちゃん。何か思いついたの?
毒殺してみる?」

「いや、私は何かで勝ちたいのであって、毒殺・・・
どうしましょう?」

「物騒だな、オイ!!」

桃太郎はようやくツッコミを入れられた

「冗談ですよ」

真顔で千早は桃太郎にしゃべるが、冗談には聞こえない

「そもそも鬼灯さんは毒で死ぬんすか?」

「アレがそんなもんでは死なないな」

桃太郎の疑問に千早がため息つきながら
アクションしてみせた

「千早さんはどうして鬼灯さんに勝ちたいんです?」

「ほら、腐れ縁やってるとついね」

「桃太郎クンそれは野暮だよ」

「白澤様、野暮とか言わないでくださいよ。
いつもアイツの思惑かと考えるとギャフンと
言わせたいじゃない?」

「分かるような分からないような。あ、シロから鬼ごっこは
千早さんが早いと聞きましたよ?」

「早さ勝てたからって、嬉しくないわよ」

唯一勝てるのは単純なスピード勝負のみなのだ

「負けず嫌いだもんね、ところで今夜ヒマ?」

「私なんかよりイイ女はそこらに転がってますよ」

千早は白澤に目もくれずに、お茶を飲む

「ちーちゃんはキレイになったよ。昔も可愛いかったけど」
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