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鬼灯との日常

第10章 鬼灯の日


「お香ちゃんに、ちーちゃんどうしたの?」

女の子とデート中の白澤に遭遇した

「今日は鬼灯様の誕生日なの。だから着飾った千早を
プレゼントしようと思って」

「鬼灯は女に苦労してないから、意味無いと思うけど
というか、今日のサボりが・・・」

「ふーん、服は決まったの?」

おもしろそうと白澤は乗り気だ

「それがまだなんです。」

お香は肩を落とした

「僕も手伝っていい?少しシャクだけど、センスを
見せつけてやろうかと」

「まあ、白澤様ならバッチリよね」

「センスは信じます」

こうして白澤を加え、選ぶ事になった

「意外性は大切なんだよ、普段は水色とか寒色系
着てるから暖色系に少しだけ明るいメイクに
髪を巻いてと・・・」

白澤の指示は恐ろしい程的確だった
お店の一室を借りて千早は着せ替え人形状態だ

「我ながら別人だわ・・・」

鏡を見て千早はつぶやいた
いつもより大人っぽい見た目になってた

「千早がオトナっぽいわね。
あ、そろそろ約束の時間だわ」

「予約した店に行きますか。こんなんで喜ぶかしら?」

「大丈夫よ、保証するわ」

お香と白澤のエスコートのもと、指定した居酒屋に向かう


「お待たせしましたー、ついでに白澤様も拾って来たわ
ってなんで、千早は隠れるの?」

「その・・・改めると恥ずかしいというか」

店の柱に隠れる千早
すでに鬼灯を含め何人かは店に居た

「どんな格好してきたんです?」

「後でプレゼント渡すから勘弁して」

「えーい」

お香は千早の腕を思い切り引っ張り、
柱の近くに居た鬼灯に投げるように渡した

「っと・・・」

抱きとめる鬼灯

「お香ちゃんと僕からは、僕プロデュースの彼女ね」

白澤はにやけながら鬼灯の肩に手を置いた

「その・・・似合ってるけど、私をプレゼントされても
困るよね、いつも一緒だし」

顔を真っ赤にしながら千早は話す

「・・・プレゼント期限あります?似合ってます」

「それは本人達次第じゃないかしら?」

お香のトドメの一撃
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