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鬼灯との日常

第10章 鬼灯の日


「誕生日分からないんだっけ?」

幼い千早と鬼灯が会話してる

「みなし児ですから、誕生日及び両親の記憶ありません」

「誕生日はね、その人と祝いたいからあるんだよ
大人になれば意味が変わってくるらしいけど」

「そんなもんですか。千早のご両親は
良い人達ですからまっすぐ育つんですね」

「パパは最近心配性直して欲しいけど
だから・・・決めよう」

ここで鬼灯は目を覚ました
すごく昔の記憶だ。今日は書類上、鬼灯の誕生日

「懐かしい記憶ですね」

感想を述べると鬼灯はいつものように朝の支度をし
閻魔庁のデスクに向かう


『本日、私こと千早は有給を申請します
大王には許可済み。夕方予定空けといて』

鬼灯のデスクに上記の紙が置いてあった

「何ですか、このふざけた物は」

「千早ちゃんがどうしても、というのでつい・・・」

大王は捨て犬のような目で鬼灯を見つめた

「長い付き合いですが、たまに意味不明ですね」

鬼灯はため息とともに書類に手を伸ばす

「夕方は予定空けといて」

大王は後で分かると付け加え、通常業務を始めた

一方その頃、お香と千早は茶屋で話しこんでた

「どうしよう、お香!今日鬼灯の誕生日だけど
何も思いつかないの!」

「そういえば今日は鬼灯様の誕生日よね」

私も何か考えないとと、お香は話す

「腐れ縁やってるとネタ切れというか」

「思いついたわ!!着飾った千早を
プレゼントなんてどうかしら?」

「え・・・そんなので喜ぶの?
アレは女に苦労してないはずだから」

「いいの、私に任せて」

「お香がそう言うのなら・・・
じゃあ、私とお香からは私で」

この時歴史は動きだした

「大王様に指定してた居酒屋伝えてくるわ」

お香は大王にメールで『私が歴史動かしちゃいます』
の一文を付け加え送信した

「服買いましょ、鬼灯様どんなの好みかしら」

「女の趣味は知ってるが、服は分からない」

2人は街に消えた
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