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鬼灯との日常

第9章 名前って大切


「私達名前欲しいの」

双子の座敷わらしの黒い着物を着た女の子が
千早に話かけた

座敷わらしの双子はここ数日で閻魔庁に馴染んだようだ

「うん、無い」

「認識する為にも必要よね、よし、分かった
みんなで考えていい名前つけるね」

千早は待っててというと、どこかへ何か所も
電話をかけた

そして、定時の時刻

「さて、集まってもらたのは重要な事がある
この双子ちゃん達名前が無いので
みんなで考えていい名前つけよう」

閻魔庁に人が沢山集まった
鬼灯、大王、お香、唐瓜、茄子、桃太郎、白澤
とまあ呼べるだけ呼んでみたメンバーだった

「このボケ色魔は必要でしたか?」

鬼灯は不機嫌そうに発言した

「女の子の気持ち分かる男として呼んでみたの
ついでに薬で聞きたい事有ったし」

「はさみとなんとかは使いようと言いますし」

フォローになってないお香のフォローが入る

「ちょ、ひどくない?誘われて来てみたらコイツ居る
なんて聞いてないよ」

白澤も言い返す

「はいはい、そこまで、本題に移ります
名前いい案ある人手を挙げて」

火花が散る前にあしらう千早

「案じゃないけど、シンプルなのが
いいと思いまーす」

茄子が元気よく発言した

「確かに・・・くるみとみるくとかはどう?」

桃太郎が案を出す

『やだ』

双子から却下をくらう

「残念。次ある人ー」

「現世の辞書なんていかが?」

控えめにお香が発言した

「なるほどね。」

「善は急げと言いますし買いに行きますか?」

鬼灯はコイツの隣は嫌だとも付け足した

「大勢で行ってもしょうがないから、私と鬼灯で
買い出し行くね。サイフ取って来る」

千早はその場から離脱した
ここで今まで無言だった大王が鬼灯に話題振る

「ところで、2人は現世の出張で進展した?」

「あるわけ無いでしょう。夜なんてすぐ寝られ
安心しきった顔で寝られると手を出すわけにもいきません」

ため息とともに鬼灯はあの晩を回想する

「うわー鬼灯様の恋って大変ですね」

唐瓜はお気の毒様ですと付け加えた
そして

「おまたせ、行こうか!ってみんな何話していたの?」

千早は財布を手に戻ってきた
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