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鬼灯との日常

第8章 次のマップは東北だ!


「起きてましたか、千早」

完全に寝てると油断した鬼灯

「いや、寝てる」

そういうと千早はまた寝た。
やはり寝相が悪く、わりとR15の絵面になってる

「・・・明日確認しますか・・・」

複雑な思いを胸に布団の中に入るが寝れる訳もない
翌朝までなんて聞き出すか考えた鬼灯
そして朝になり・・・

「おはようございます、千早
朝ですよ、起きてください」

「はーい」

千早は目をこすりながら起床した

「夜の事なんですが・・・」

顔には出さないつもりで普段のように聞く鬼灯

「なんかあった?」

「いえ・・・(セーフですね)」

「歯切れ悪いわよ」

何かを感づいたようだ

「寝相最悪でした」

「ほっとけ!!」

鬼灯のかわしによっていつも通りに戻った
今はまだこの関係でいいと鬼灯は内心思う

「今日は遠野でスカウトしに行きます」

「了解。交渉は任せて」

2人は遠野へ到着した

「あそこの廃屋なんて、何か出て来そう
てか居そう?」

とある廃屋で千早は何かを感じた

「千早が言うのなら何か居そうですね
写真撮影してみますか」

廃屋に乗り込んでみた

「1+1は『2』」

写真撮影しようとした瞬間に双子の座敷わらしが
姿を見せた

「やっぱりいた!!あなた達は座敷わらし?」

『そう』

同時にしゃべる座敷わらし

「私達に驚かないの?」

黒い着物を着た座敷わらしの女の子がしゃべる

「私とこの目つき悪いのは地獄で働いてる鬼なんだ」

千早は座敷わらしの目線に合わせてしゃべる

「どうしてこんな所に?」

今度は白い着物を着ている女の子が話す

「妖怪をスカウトして、地獄で働いて貰う為に来ました」

鬼灯は簡素に事情を説明した

「ここ、座敷わらしが住む場所じゃないよね?
人居ないし。行く所なかったりする?」

座敷わらしとは本来人間が住んでる建物につく妖怪だ

「うん、ないの」

「ねえ、鬼灯ーこの子達お持ち帰りしていい?」

「・・・まあ、いいでしょう。試したい事ありますので」

鬼灯は千早の頼みにあっさり承諾した

「地獄で良ければ来るかい?」

手を差し出しおいでと千早は伝えた

『行く!』

こうして今回の収穫は座敷わらしの双子で幕を閉じた

〜NEXT〜
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