第7章 昇格?!
今日から千早は鬼灯の補佐官、
または秘書として人事異動する
「冗談キツイですよー大王様」
千早はさきほどの紙を大王にグリグリ押し付ける
「い、痛いよ、千早ちゃん」
グリグリされてる大王は説明は鬼灯君がするからと、されるがままにしている
「では、説明いたしましょう」
「いらんわ!!というか、
こんな横暴な人事異動があってたまるか!
労基署にかけこむぞ!!」
千早は高らかに宣言するが
「ちなみに、労基署関係は私が最終責任者ですが?」
諦めなさいと鬼灯は千早の肩に手を置く
「いーやー!!ボロ雑巾になるまで働かされるー!」
「そんな事多分させません」
「多分かよ!!」
「話を聞きなさい。千早にとって、
そして地獄の為になりますから」
騒ぐ千早を尻目に今日も閻魔庁は平和だ
「な、何?話だけは聞いてあげる」
「私と千早の仕事が多々被る事がありますね?」
「言われてみれば・・・それが?」
「統合します。そうすると千早の仕事が減ります」
「マジ?!」
「悪い話じゃ無いと思いますがいかがです?
お給料はなんと3%アップします」
「なんと!それなら悪い話じゃないわね」
ここで鬼灯が説得という名の話術に引き込む。
もう、勝利は見えたと確信する
「でしょう?さあ、こちらに署名を」
千早に書面を差し出す
「しょうがないわねー、なんか裏ありそうだけど・・・
まあ、仕方ない」
書面にサインした千早。ここから更に仕事がカオス化
するとは知らずに
「ありがとうございます、千早
さあ、ここから仕事は一連托生です」
「そうなるわね」
「早速ですが、仕事あります」
「何?」
「現世への視察について来てください」
「は?なんでまた私」
「私だけだと気づかない点があります。千早は
些細な事に気づきますから」