第5章 小さいけど鬼灯様
「はい、さきほどのは冗談です
私は正真正銘の私です」
このウワサは天国まで広まってるとお香は教えた
「ちーちゃん!!あのムッツリとの間に隠し子って
ホントかい?!」
諸悪の根源、白澤が勢いよく登場した
「こんにちは、ムッツリで悪かったですね」
鬼灯は両手で金棒を白澤のみぞおちに押し当てる
「ごふっ?!」
小さいため力加減が難しい為か、あるいは素なのか容赦無い攻撃を
くらい床に這いつくばった白澤
「はーくーたーく、さーまー!これはどういうつもりですか?」
怒りの眼差しで見つめる千早
「あーほら、鬼にも若返りって効くのかなー
っていう・・・イデデデ」
無言でさらに金棒を押し当てる鬼灯
「自分の事は出来るにしても、鬼灯様小さいと不便よね」
お香は少しかがみ鬼灯に目線を合わせた
「そこはご心配なく、千早に不便な事はして
頂きますから」
「私が悪いしね」
「鬼灯君は元に戻るまで、休暇ということで」
大王の鶴の一声で思いがけず休みが決まった
元に戻るまであと2日
〜NEXT〜