第4章 不思議
仕事を早く終えた私は、急いで家に帰る事にした。
その前に彼の着る服や必要は生活用品を買った。
って何買ってるんだ!!と思いながら荷物を持ち小走りで家に向かう。
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玄関の前に着いた私は、ドキドキが止まらなかった。先輩は何かったら直ぐに連絡してくれ!と、言ってくれた。
主「ど……どうしよう。」
けど、まずは話を聞いてみよ。
話した感じ、変な人ではなかったからな。
主「よし!!」
気合いを入れ直し、玄関のドアを開けた。
主「た……ただいま…」
ドアを開けた瞬間、目の前に彼が座って待っていた。
??「鈴音っち!!おかえりっす!!」
彼が立ち上がると、突然私に飛び付き抱きついてきた。
主「きゃ!!」
びっくりした私は持っていた荷物を床に落とす。
??「あ!す…すんませんっす!」
ぱっと直ぐに体を離す
や……やばい、男の子に抱きつかれるのは人生で初めてだからドキドキが止まらない。
主「な…何で玄関の前で待ってるの!」
??「だって!鈴音っちの帰りが遅いから、ご飯作って待ってたっす!!」
主「え!ご飯作ってたくれたの!?」
??「早く早く!お腹すいたから早く食べるっすよ!」
彼が荷物を持ち、私の手をぐいっと手を引っ張りリビングへ向かう。
テーブルの上には美味しそうな食事が置いてあった。
ヨダレが垂れる。。
コートを脱いで、手を洗いイスに座る。
目の前を見ると彼も座っていた。
??「冷めないうちにどーぞ」
箸を持ち、じーっと食事を見る……毒入ってないよね?
不安そうな顔をしている私を見て彼が笑う。
??「毒なんて入ってないっすよ?」
心読まれてる!!!
主「………。いただきます!」
一口パクっと食べる。
…………………。
主「おいしい!!」
??「良かったっす」
笑っている彼を見て、私も、自然と笑顔になった。
この人悪い人じゃないよね?
けど、不思議な人だな。
何か、懐かしい感じがする。