第3章 謎の男の子
部屋に着いた私は、彼をソファー寝かせ
毛布を掛け、おでこに冷たいタオルを置いた。
主「わ..私何か買ってくるから待っててね!!」
と財布を持って、立ち上がろうとした時、彼に右手を捕まれ
??「大丈夫っす。少し寝れば良くなるっ..す..」
主「...ち..ちょっと!!大丈夫!?」
??「ΖΖΖΖΖ..」
主「良かった、寝ただけか..」
ほっとした私は、スヤスヤ寝ている彼の顔をじーーっと眺めた。
多分、世の中に言う"イケメン"とは、この子なのだろう。
主「寝顔が眩しすぎる!!」
それにしても、この子どこから来たのだろう。
家は?名前は?何で、マンションの前にいたの?
主「うーん。」
考えても何も分からなかった。
とりあえず、元気になるまで家に居させよう。
主「早く治りますよーに。あと、右手離して~」
ぎゅっと握られた右手はびくともしなく
このままでいっかと思いながら彼の側にいることにした。
今日私は、謎の彼を拾いました。