第8章 試練
黄「鈴音っち!次の休みデートしようっす!」
主「………で……デート!?」
黄瀬さんの突然の発言にびっくりする。
黄「え~い~じゃないっすか~」
主「でででも!私、デートなんて行った事ないし」
黄「大丈夫っす!エスコートは任せて下さいっす!…………だめっすか??」
主「うっ!!」
そんな、目をうるうるさせて言われたら断れないじゃない!!
主「い……いーよ。」
黄「良かったっす!そんじゃ次の休みの日開けといて下さいっすよ?」
黄瀬さんとデートの約束をしてしまった。
彼氏いない歴25年の私には大きな試練だった。
男の子と遊ぶって、何したらいーんだ?!
主「って事になってしまって…。先輩助けてください。」
先輩「いや!いっといで!いってらっしゃい!」
主「投げやりじゃないですか!!」
職場で私は先輩と昼御飯を食べている。
先輩「まーせっかくだしさー楽しんどいで?あーと……ね??」
主「??」
先輩は突然、カレンダーに指を指す。
次の休みの日は……クリスマス。
主「く…クリスマス!!」
先輩「そーいうこと!彼も考えて誘ってくれてるんだからさーふふふ。」
主「先輩、その笑い方止めて下さいよ」
どーやら、次の休みはクリスマスと言うことで。
クリスマスデートか。。
全身に汗が流れる。
緊張して、震えが止まらない。
鈴音人生で初のクリスマスデートをします。