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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第15章 行事


悠一に絡みに行った諏訪さんを瑠衣がおちょくって諏訪さんが半ギレる。
そんな様子を仲良いなぁと思いながら眺めていると、堤さんに話しかけられた。

堤「藤咲さんだっけ?」
僕「はい。藤咲明希です」
堤「藤咲さんが太刀川とやって圧勝したって聞いたよ。凄いね」
僕「ありがとうございます」
堤「日佐人が藤咲さんに頼みたい事があるらしいんだけどいいかな?」

堤さんの隣に座って赤くなっている男の子が日佐人君らしい。

僕「僕に?何かな?」
笹「あ、あの!俺を弟子にしてください!!」

勢い良く紡がれた言葉は『弟子にして下さい』の9文字だった。
僕なんかは師匠で大丈夫なのだろうか?取り敢えず、弟子にしてほしいと思った理由を聞いてみ事にした。

僕「えっと...何で僕の弟子になろうと思ったのか聞いてもいいかな?」
笹「はい!まず、切っ掛けは太刀川さんに圧勝した事でした。現在ボーダー個人総合No.1の太刀川さんより強くて、剣の筋もしっかりしているのを見て、俺も先輩みたいに強くないたいと思いました。それと、1週間ほど前に太刀川さんと村上先輩に改善点の指摘をしていた事から、観察眼も優れているのだと知って、弟子にして欲しいと思ったんです!」

話し終わって、期待に満ちた目でこちらを見る日佐人君。
弟子にして欲しい理由も経緯もしっかりしていて、聞いた感じ、真面目な性格のようだ。まぁ、いいかな。

僕「わかった。僕でいいなら日佐人君の師匠になるよ」
笹「本部ですか!?」
僕「勿論。ただ、弟子とったの初めてだから戸惑う事もあると思うけど、お互い頑張ろうね」
笹「はい!」

日佐人君が笑顔で頷く。

堤「よかったな日佐人」
笹「はい!すごく嬉しいです!」
諏「気張れよ日佐人」
笹「はい!」
小佐「うちの日佐人をよろしくね〜」
僕「勿論!こんな可愛い弟子、早々いないからね。強くなれるように指導頑張るよ!」

僕と諏訪隊で盛り上がっていると、空気になりつつあった悠一が後から抱き着いてくる。

僕「どうしたの悠一?」
迅「グリグリ」
小佐「構ってもらえなくて寂しいんだって〜」
迅「コクコク」
僕「瑠衣はエスパーなの...?」

僕の疑問は瑠衣の「あ、そうだ」と言う声で消された。何か思いついたのか、僕だけ部屋の隅に連れて行って耳打ちする。


小佐「ねぇ、明日暇?」
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