第2章 転校
米屋「俺の名前は米屋陽介!陽介でいいぜ!クラスは2-Bで藤咲と出水と同じ!」
僕「同じクラスなんだ。…でも昨日いなかったよね?」
米「昨日は防衛任務だったんだ!ちなみに俺だけじゃなくてここにいる奴全員ボーダー隊員だぜ!」
僕「全員⁉︎」
まさか、ここにいるメンバー全員ボーダー隊員だとは…。
昔は凄く少なかったのに…ボーダーも大きくなったなぁ。
この間も、目付きの鋭い男子からめちゃくちゃ見られていた。なんだろ?顔になにかついてるのかな?
僕「そうだったんだ。えっと、じゃあ…陽介、よろしくね」
米「おう!よろしくな!」
出「あ、俺のことも名前でいいぜ!」
僕「じゃあ次から公平って呼ぶね」
出「おう!じゃ、次ー!」
??「じゃあ次は僕がするね」
今度はホワッとした感じの男の子だ。
三浦「僕の名前は三浦雄太。僕の事も名前で読んでくれていいよ。クラスは2-Dだよ」
僕「うん。雄太、よろしくね」
この後、若村麓郎・三輪秀次・隠岐孝二の順で自己紹介をしてくれた。
陽介と秀次、雄太と麓郎は同じ隊で、孝二はB級3位の隊に所属しているらしい。
しばらく他愛もない話をしながら、ボーダーの話や学校の事を話した。
ボーダー関連の話は、聞いた感じだとかなり人が増えている。
(まぁ、4年も経てば当たり前か)
僕がボーダーにいたのは最初期の頃だし、前より人が増えていても何らおかしくない。
むしろ有能な隊員が増えてくれるのは、僕としても嬉しい。
学校の話は、校内の構造をまだ把握してない僕の為に、放課後に学校案内をする約束をしてくれた。有難や。
??「あ!先輩達いたー!」
すると入り口の方から、聞き覚えのある元気な声が聞こえて来た。