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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第8章 襲撃


そして、夜...警戒区域のとある交差点
悠一は街灯で少し明るくなった場所に佇み、僕は闇に潜むように気配を消して近くの屋根に座っていた。
そして、合同部隊と悠一が対峙する。

迅「太刀川さん久し振り。皆さんお揃いで何方まで?」

悠一が先に声をかける。その声からは随分余裕を感じる。

??「うおっ迅さんじゃん。なんで?」
迅「よう当真。冬島さんはどうした?」
当真「隊長は船酔いでダウンしてるよ」
風間「当真。余計な事を喋るな」

リーゼントの人が当真勇。冬島隊狙撃手。そして当真さんに注意したのが風間蒼也。実際に見るとホント小さい。
その後、話し合いのような会話が続く。

風「お前1人で俺達とやり合うつもりか?」
迅「俺はそこまで自惚れて無いよ。遠征部隊の強さはよぉく知ってる。加えてA級三輪隊。俺が黒トリガーを使ったとしても、いいとこ五分だ」

そして少し間を置いて

迅「...『俺1人だったら』の話だけど」
風「何!?」

僕の向かいの家の屋根に、赤い服を着た三人が到着した。

嵐「嵐山隊現着した!本部長の命により玉狛支部に加勢する!」

合同部隊側が動揺を見せる。

迅「そしてもう1人♪」
俺「こんばんは」ニコッ

消していた気配を露わにし、座ったまま挨拶する。
これには嵐山隊も驚いたようだ。

太「おい迅。こいつ誰だ?」
迅「それについては本人から」
俺「この前玉狛支部に入隊しました、藤咲明希です。以後お見知りおきを」
出「え、藤咲!?」
俺「あ、公平。久し振り」
太「何?お前ら知り合い?」

長い。あっちの話が長い。

俺《そんな事は後でもいいからさ、やるならやろうよ》
迅「明希、もうちょい我慢して。後で誰相手してもいいから」
俺《わかった》
太「迅。誰と話してるんだ?」
迅「さーね?取り敢えず、嵐山隊と明希がいればはっきり言って俺達が勝つよ。俺のSEがそう言ってる」

そのセリフを聞いて太刀川さんがニヤッと笑う。

太「成程。未来視のSEか。ここまで本気のお前は久々だな。...お前の予知、覆したくなった」
迅「やれやれ、そう言うだろうと思ったよ」

太刀川さんと悠一が弧月を抜くと、僕以外の全員が攻撃態勢に入った。

僕《悠一、Bになったら即アレ使うから》
迅(わかった)

伸びをした僕は、右手に極小に分割した追尾弾を浮かべた。
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