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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第2章 転校


僕「隣町の高校から来ました藤咲明希です。今日からよろしくお願いします」

僕は今日から三門市の普通校に通うことになった。
仕事の都合で、こっちに住んだ方が色々楽だと言われ引っ越して来たのだ。まぁ、他にも理由はあるけど。
クラスの何人かがこっちを見て頰を赤らめているけど、風邪かな?

先生「じゃあ藤咲はあの席で。わからない事があったら隣の奴に聞け」

担任の教師がそう言って僕の席を指差す。僕は「はい」と返事をし、指された席へ向かう。
隣の席の奴はふわふわした金髪で猫目の男子だった。

出「俺は出水公平。よろしくな!」
僕「うん。よろしく」

かなりフレンドリーな性格の様だ。根暗な感じの人じゃなくて助かった。
あと、この名前どこかで聞いた事があるような気がする…。

出「藤咲はなんで三門市に引っ越して来たんだ?」
僕「えっと...仕事の都合で、ここに住んだ方が色々楽って言われて引っ越して来たんだ」
出「親の仕事か?」
僕「んー...まぁ、そんなとこかな」
出「曖昧だなw」
僕「ちゃんと話せなくてごめんね」
出「いいっていいって!こっちに引っ越してくる奴って珍しいから気になっただけだしさ!」

恐らく近界民の事だろう。
三門市は四年前に、近界民の侵攻によって大勢の人が殺され攫われている。
今でこそ、ボーダーと言う組織が公になって異世界からの侵略を防いでくれているが、いつまた大きな侵攻があるかわからないような町に引っ越して来る人はそういない。
そういえば…

僕「出水君はボーダー隊員なの?」
出「おう、そうだぜ?ちなみにA級1位!」

やっぱり。どっかで聞いた事があると思ったらやっぱりボーダーだったよ。
しかもA級1位とか。絶対忙しいじゃん。

出「そういえば、午後から任務だったな…。唯我のやつ遅れずに来るか?」

出水君がボソッと独り言を零した。
唯我って、あの唯我コーポレーションの?
失礼だけど、あいつがA級1位って、大丈夫なの?
前に唯我コーポのCMに出た時に顔合わせたけど、なんかめっちゃ上からだった。
大丈夫かボーダー。
そんな事を思っていると…

バチッ

突然グラウンドに黒い稲妻が走った。
それはすぐに穴に変わりその中からモールモッドが3体・バドが4体出て来た。
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