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【曇天に笑う】短編集

第1章 夕暮れ~蒼世~





「すみません師匠。さっき朝乃さんと話の最中でしたよね。」

「丁度話は終わっていた。気にするな。」

「…はい。」






蒼世は願っていた。この世界中の誰よりも朝乃が幸せになることを。

彼女の気持ちに気づきつつ憎まれ口しか言えない自分がもどかしい。






―――俺の嫁になれ。






彼女を昔振ってしまったせいか、その一言をいつまでも言えないでいる。

だが自分は近々海軍に入る。

その前には彼女に伝えようと決心をしていた。









Fin.
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