• テキストサイズ

【曇天に笑う】短編集

第1章 夕暮れ~蒼世~







「師匠、稽古に付き合ってください!」

空丸くんが蒼世に稽古の申し出をしてきた。正直助かった。あのまま一緒にいたら泣いてしまうかもしれなかったから。




『蒼世、行ってきなよ。私はもうしばらくここにいるから。』

「わかった。あまり長居するなよ。」






二人が去ったあと、私は一人涙を流した。






いつまでも報われない恋。

でも決して諦められない恋。






―――胸の中で燻るどうしようもない恋。











/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp