第31章 wrong step on the stairs5

「や……、わ…っ！！ひぁ……」

「オレ様の気が変わっちまう前に遊ばせろや…、んぁ……」

「あ……ァ…」

「…ッ……ん…ハァ……気持ち好いな…今日も最高だぜ……」


挿入と同時に奪われたブラジャーがシルバーの手に落ちると、彼はそれを同じベッドの上ではあったけれど、彼方へと放り投げた。
下着姿を見ていたい、されど裸も目にしたい。
シルバーの我儘が全開になった瞬間でもあった。

押し問答を経て結局繋がりを許し、その間に彼の好きなように事が流れてゆく。
見下ろした名無しの胸はぷっくりと乳首が勃起しており、自身の唾液に塗れていやらしく映えていたことがシルバーをより高揚させた。

上肢を折って、正常位でおもいきり下半身を突く。
それでいて名無しの首筋から胸元からにしゃぶりつき、わざと陰部の締め付けを促す。

温度を纏う肉の壁に窄められたシルバーは、眉尻が下がるほど表情豊かに喘ぎ、何度も何度も腰を打ちならした。


「ん……ア…、ぁ…ッ……激…げし……だめ…っ」

「ああ……だめだな…おまえちょっと締めすぎだろ……、っ！ぐ……」

「！ひ……ぁ…」

「はぁ……おいおい心配すんな…そんなすぐイクかよ……。それに今日は……ん」

「？！……ひゃ…、待……っ」