第7章 報告連絡…相談。
「そんなのズルすぎる!
私が答えられないの知ってて
そんなことを…。」
二宮「泣かないで…。」
靴を履いた二宮さんは、
玄関で私を優しく抱きしめた。
二宮「諦めよう、諦めようって
何回も思った。
でも出来なかった。
こんな形になってごめん。」
そう言って体を離すと、
ふっ、と笑って
玄関を出て行った…。
雅紀に話すべき?
誰に相談すればいいの?
あの電話の後、
きっと雅紀は心配して
もうすぐ帰ってくるだろう。
その時、どんな顔で会えばいいの?
あー。どうしよっ。
人から想いを寄せられて
こんなに困ったことはない。
そんな時、玄関のドアが勢いよく開いた。
相葉「!!」
「雅紀…。」