第5章 第四話 「泣かす様なことさせねーから」
「じゃあ吉村と川上頼むわ!」
「はい!」
「かしこまりました」
吉村と川上が担当部署に行く
そして秘書課の女性陣が
来る
「やっぱり秘書課は
華やかだな!」
「ですね!」
朝比奈と話していると
その中に
篠原くんを見つけ声をかける
「やぁ!異動早々悪いね!」
「いえいえ!代表のお手伝いですが
松崎取締の為になるのなら
とんでもないです!」
笑顔で話す篠原くん
「俺の名前じゃないのが妬けるな」
「え?ふふっ!」
冗談混じりに篠原くんと
笑って話していると
少し離れたとこで
松崎取締は切ない目で見ていた
「で本題だが!
営業部に伝言を頼みたいのだが
営業の担当ごとに得意先をリストに
して欲しい」
面談の時に聞いた
営業のやり方がめちゃくちゃだったので
そこから変えていく事にした
「得意先の住所と電話番号入りのやつ
それが出来たらこの部屋に
営業に回ってる者全員集めて欲しい!」
篠原くんが自ら手をあげてくれる
「私がやります!」
「ああ篠原君が適任だろう!頼む!」
「はい!」
頼もしいなと思い笑顔でお願いする
そして篠原くんは作業に向かい
「あとは松崎!」
「はい!」
松崎総取締に声をかける
「中途採用の募集をかけようと思うが
いいか?」
「ええ!お願いします」
提案をすると即答で返事をもらう
「主に営業部に人をいれたいんだ!
うちの採用試験に落ちた
部署ごとに適した資格を持ってる者にも
声をかけてもらいたい出来るか?」
「はい!まだリスト残っているので去年の分でいいですか?」
秘書の子が返事をする
「ああ!頼む!」
「はい!」
笑顔で返事をして
作業に向かう
「募集をかけるにあたって
うちのホームページを変えたい!
型苦しいものじゃなく
どんな所でどんな人が居るかわかる
やつにしたい!」
「なるほど!」
主任秘書が頷きながら言う