• テキストサイズ

表は次期社長候補裏の顔は夜の帝王様?

第3章 「耳弱いんだな」


そして営業部の個人面談が
終わり
吉村と話す

「吉村…俺は愛川くんに
嫌われたか?」
「嫌われるというよりも
心を閉ざしているように見えましたよ!」
「やっぱりそうだよな?
出来るだけ愛川くんを
見ていてあげてほしい!」
「承知いたしました!」

そして昼休みになり
食堂に行き
秘書の3人と話していると
先ほどの篠原くんが
話しかけてくる

「葛城代表」
「お?篠原くんか!」
「先ほどはありがとうございました!」

丁寧に頭を下げながら言う

「いや!急に秘書課に移動になって
悪かったね!」
「いえ!秘書課に入るのが夢で
叶うと思っていなくて
嬉しかったので」
「そうか!」
「葛城代表が居なかったら
叶わなかったと思うので
感謝してます!」

すごい笑顔でお礼を言ってくれる
篠原くん


朝比奈が疑問に思ったのか
篠原くんに話しかける

「あの篠原さん!」
「はい?」
「なぜ秘書課に入るのが
夢だったんですか?」
「これを言うと怒られるかも
しれませんが松崎総取締に憧れて」
「へぇ総取締にね!」

幸せそうに笑う篠原くんを見て
やっぱり確信した

「でもあの方は冷たくて堅物な
印象じゃないですか?」
「あー厳しい一面もあると思うのですが
誰よりも社員の事を考えてくれていて
優しい一面もありたまに笑うと
素敵な方です!」
「よく見てるんだな!」
「いえいえ!
あと愛川さんの事なんですが」

愛川くんの名前が出て
気を引き締めて聞く

「なんだ?」
「私がやっているデータ処理と
書類の整理の仕事
きっと愛川さんに押し付けられている
と思うんです!」
「そうなのか?
じゃあやっぱり帰りが遅いのは?」

やっぱりそう言う事かよ

「ええ!いつも仕事を
誰かの代わりにやってるみたいです!
なので愛川さんをお願いします!」
「ああ!分かった」
「では失礼します!」
「ああ!わざわざありがとう」

篠原くんが去って行き

「やっぱり代表の読みは
当たってましたね!」
「ああ!吉村!今日定時回ってから
手伝ってやってくれ!」
「ええ!」
「俺も手伝うから!」

川上が俺の店の事が気になったのか
声をかけてくる

「代表、店の方は?」
「ああ!大丈夫だ
今日は店の代表が来てる日だ!
俺はオーナーだから毎日来なくていいと
言われてるぐらいだからな!」
「そうなのですね!」

/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp