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そんな目で、見ないで

第3章 暴かれた○○


私は筆箱からシャーペンを取り出して一枚目を解き始める。
これくらいなら私でも何とか出来る。
と思いながら計算を進めているとふとももに何かが這うような感覚が背筋につたった。

「ちょっと先生、そういうのやめてください」

甘い感覚がじわじわと全身に伝わってくる。どうしてこの男の指だけはこんなにも気持ちいいのだろうか。
戸惑っている間にスカートの中を指が滑り込んできた。

「そこ、間違ってますよ。ですので、お仕置きです」

「ひゃん!」

パンツの上からそっと一番弱いところにボールペンがあてがわれる。
ゆっくりと上から線をなぞるように触られて私は思わず手を止めた。
このままではまたあの男のペースに乗せられたままだ。
ぎゅっと太ももを閉じて動きを止めてしまえばいいのだ。
私はニヤリと笑ってみせたが、先生は全く表情を変えない。
しばらくボールペンの動きは止まったまま、私は1ページ目のおもて面を終えて裏面へと移った。
私にはどうやら関数というものが理解出来ないらしい。
いくら考えても考えてもダメで、ゆるく曲がったグラフがぐにゃぐにゃに曲がって見えてきた。

「先生、ここ分かりません」

「どこですか?」

「あっ!待って、んんんっ」

私の足の間にいれた手を軸にして先生が寄ってくると、今まで止まっていたボールペンが動いて強く擦られたような気がした。
びくんっと体を跳ねつかせると先生は何も無かったかのような顔で話を続けようとしているが、ボールペンの動きは止まらない。

「だめっ、先生、んああっ!」

そして私は果ててしまった。
ぐったりと机に体をつかせると先生は私の後ろに回りこみ、覆いかぶさってきた。
ドアには黒い紙が貼られており、光は教室の蛍光灯でまぶしいくらいだった。
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