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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第6章 私立リアリン学園!~イケヴァン・レオナルド~ 情熱編




ガチャ。



ほどなくしてドアの開く音がして、レオナルドさんが入って来た。

近くに積まれている空の瓶にタバコを押しつけ火を消すと、そのまま中へ落とす。



「これか?」



星の形をしたキーホルダーのついた鍵を、摘むように持っていて、目の前にかざす。



「あ、そうです」



自分の鍵であったことにホッとして顔が綻ぶ。



「ほらよ」

「ありがとうございます」

鍵のすぐ下に手を広げて、受け取ろうとすると―――。



チャリン。

小さな音を響かせたかと思うと、手を握り締め、鍵を拳の中に閉じ込めてしまった。



「おっと」

「………?」

「お礼が欲しいんだが」

「え………お礼、ですか?」



途端に、腕を掴まれ、引き寄せられる。



「あんたの血が欲しいって言ったら、どうする?」



………ち?



「それって、血液の、血、ですか?」



掴まれたままの腕に意識が集中してしまう。

そして、微妙に縮まった距離にも―――。



「それ以外に何があるんだよ………あんた、面白いな」



私の質問に笑いをこらえている。



と。



ふっと、首筋に、息を吹きかける。



「………っ、ん、やぁ」



ビクリッと身体を震わせ、自分でも驚くほど甘い声を上げてしまう。







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