第1章 *
「なんで昨日、彼女がいるって紹介してくれなかったんだよ!俺、真ちゃんが彼女いるって言ってくれたら応援したのに!こんな、こんな気持ちになる前に応援したのに!」
それだけ言って真ちゃんを見ると
一度だけ…ふぅとため息をつき、呆れた顔で。
でも優しい顔で。
「お前はバカか」
・・・え?
この人今バカって言いました?
「昨日一緒にいた女は近所の中学生なのだよ、…これはあまり言いたくなかったが仕方あるまい」
と言って今度ははぁ、とため息をつけば
メガネを一回あげてから顔を赤くしてこう言った。
「もうすぐつ、付き合って初めての記念日だろう」
って。
俺、何を心配してたんだ?
こんなに愛されてるのに。
「高尾・・・本当は当日渡すつもりだったが・・・少し早いが、記念日のプレゼントなのだよ」
そういって変な人形をくれた。
「し、真ちゃん?これは?」
「マサイ族のお守りなのだよ」
「ぷっ…くっ…あはははは!」
「な、なぜ笑うのだよ!」
「真ちゃん、まじ好き、大好きだわ」
「あ・・・当たり前なのだよ」
真ちゃん。
俺、本当に真ちゃん大好き。
でも多分、俺が思っている以上に真ちゃんも俺のこと大切にしてくれてるんだなって。
ま、変な人形だったけどな。
宝物にするよ。
***
読んでいただきありがとうございました!
緑高かな?
とりあえずあのチャリアカー組はやばいです。←
かわいいですよねー。
キュンキュンですよー。
あー天使だ!