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懲りない誕生日

第4章 ●HE・N・TA・I☆











やがて、覚悟を決めたのか・・・ナナシが漸く動き始めた。



それは腰を動かし急所をエルヴィンの口と鼻に押し付け
擦り付けるというもので・・・ナナシは泣きながら
自慰のような行為をする。

まともに力が入らない身体で頑張って腰を動かす姿は
とても健気で、エルヴィンは最高の愉悦を覚えた。


自分から急所を他人の顔に擦り付けるなど、
変態ではないナナシにとっては屈辱以外の何物でもない。

だが、動く事で辛さが少し緩和したのか、
ナナシは艶かしく息を漏らした。


「・・・ンン・・・ハァ・・・ァ・・・・」


気持ち良さそうな声にエルヴィンは口元に弧を描き、
手を出したいのをグッと堪える。

エルヴィンはこの先起こる事態を想像して気分を高ぶらせた。



―――今の君がそんな刺激でイケるはず無いだろう?
俺がそうセーブしたのだから・・・



ナナシは暫く頑張って腰を揺らしていたが、
一向に絶頂を迎える気配が無く、
呼吸に辛そうなものが混じり始め、腰の動きを止めた。

もう少し頑張ってくれると予想していたエルヴィンは
少しガッカリしたが、辛そうに荒い呼吸をするナナシが
とても可愛らしいので良しとする


やがて、ナナシはとても色っぽい声(エルヴィン談)で、
お強請りを始めた。





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